土木設計・積算

設計

阪神高速道路の構造物に精通し、最適な設計プランを提案。

開通から半世紀以上が経過した阪神高速道路では現在、構造物の一般的な補修、補強に加えて、大規模更新・修繕工事が本格化していることと併せ、お客さまサービス向上に資する取り組みも活発に行われています。

当社では、長年の経験により蓄積した技術やノウハウを保有し、阪神高速道路を熟知した技術者が最新の3Dデジタル技術なども活用しながら、土木構造物に対する安全性や快適性だけでなく、施工性や経済性にも優れた最適な設計プランを提案。工事発注の支援を通じて、お客さまへの安全・安心・快適の提供に貢献しています。

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業務紹介

橋梁の構造改良の提案

阪神高速道路は、開通から50年以上が経過し、車両の大型化、交通量の増加などによる「構造物の老朽化」に直面しています。定期的な点検や日々のメンテナンスには努めていますが、通常の補修では再劣化が懸念されます。そこで、高速道路の健全性を将来にわたり維持するために、大規模更新・修繕として抜本的な構造改良を実施しています。また、快適な走行性実現のため橋梁の継手部分のジョイントレス化を進めています。

一例として、伸縮装置からの漏水等が原因で腐食が生じていた橋梁の構造改良を提案しました。当該橋梁の鋼桁端部は、1支承線上に上下に支承が重ねて設置されたヒンジを有する特殊な構造となっており、弱点となっていました。このため、維持管理性の向上と長寿命化を両立できるように、損傷している端部を含めた支点周りを一括撤去し、新設部材により桁を連続化する構造改良を提案しました。これにより、舗装面のジョイントレス化が可能になり、走行性の向上にも寄与しています。

改良前
改良後のイメージ

鋼桁端部の構造改良
(新設部材による桁の連続化)

積算

高度な積算技術で、適正な土木工事の発注を支援

あらゆる工事の発注には、適正な工事予定価格及び工期の算出が必要です。当社では、阪神高速道路の新規路線建設や大規模更新・修繕工事や既設構造物の補修・補強などの土木工事を発注するために、適正な工事価格・工事工程を算出し工事発注を支援しています。

加えて、標準的な費用の算定方法を定めた阪神高速道路(株)の積算基準の改定や積算システムの更新・管理も担当しており、公正・公平な積算によって阪神高速道路事業に貢献しています。また、これまで培ってきた高度な積算技術を活かし、国土交通省や地方公共団体等から積算業務を受注し実施しています。

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新規の建設路線や大規模な更新工事に伴う積算

新規路線では、延長が長く交差物件の多い開削トンネルや、都市部ならではの複雑な線形と厳しい施工条件での橋梁などを有する淀川左岸線2期。また、大規模更新工事では14号松原線喜連瓜破区間における市街地での大規模な橋桁の掛け替えといった高度な積算を実施しています。

阪神高速道路の工事以外にも、国土交通省や近畿地方整備局、大阪市などから公共工事の積算業務を受注しており高い評価を得ています。

淀川左岸線2期工事(海老江)
淀川左岸線2期工事(海老江)

資産情報管理

効率的かつ一元的に、固定資産情報を管理

阪神高速道路(株)は、独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構から借り受けた高速道路資産を活用して高速道路事業を営むこと、また高速道路の新設、改築および修繕等の工事を行い、その道路資産を同機構に引き渡すことが法令で定められています。

当社は、工事を発注する阪神高速道路(株)からの委託を受け、阪神高速道路の資産管理をサポートするため、道路、橋梁、トンネル、標識などの阪神高速道路の構造物の資産情報を整理し、データベースの登録、更新や削除を行い、適正な資産管理に貢献しています。

路線の拡幅に伴い、設置した桁及び
橋脚部分を資産として登録
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